概要
「患者さんが早く元気になりますように・・・」の願いを込めながら、18名のスタッフが日々業務を行なっています。薬は病気の治療に欠かすことができません。私たち薬剤師は、薬の専門家として、その薬に対し、品質の保証、正確な調剤、わかりやすい情報提供、副作用の防止等の面から関わり、患者さんの治療に参加していくことを基本姿勢とし、「薬物治療に責任をもてる薬剤師」を目指しています。
薬剤部長からのメッセージ
薬剤部は、患者さんのニーズに対応するため、お薬の専門家として安心と安全な薬物治療を受けていただくことを目標に業務を遂行しております。入院される患者さんが持参したお薬の確認や入院中のお薬の効果、副作用、飲み合わせのチェック等を行い、同時にお薬の説明も実施しております。
また、がん化学療法におけるレジメンの一元管理、無菌調製からのお薬の説明まで、緩和ケアチーム、NST(栄養サポートチーム)、褥瘡対策チーム、ICT(院内感染制御対策チーム)等のチーム医療の中で専門性を活かした支援をしております。
業務紹介
調剤
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注射薬
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製剤
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薬品管理
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化学療法
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医薬品情報
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薬剤管理指導業務
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持参薬管理入院される患者さんに、普段のんでいるお薬を持参していただき、治療にそったお薬をのめるように調べて管理します。 |
チーム医療への参画
各部門の専門家が協力し合い、職能を活かすことによって、医療の質の向上を目指しています。
医師、看護師、臨床検査技師などと共に、院内感染防御や消毒薬、抗生剤の使用状況の把握などを行っています。
緩和ケアチーム
薬剤師の他に、医師、がん性疼痛認定看護師、MSW、臨床心理士、理学療法士、管理栄養士で構成され、週1回病棟からのコンサルテーション依頼に応じラウンドを行なっています。 薬剤師は医薬品情報提供や服薬指導を行い、薬物治療のサポートをしています。専門的な知識を活かし、医療スタッフがチームを組むことで、より良いがん緩和治療を目指しています。
栄養サポートチーム(NST)
薬剤師1名がチームのメンバーとして活動しています。
週1回の回診・カンファレンスに参加、病棟の担当薬剤師と情報の共有化し、輸液や経管栄養剤の処方や投与法についての検討・提案を行なっています。
チーム内で勉強会を開催し、知識の普及・啓発に努めています。
NST専門療法士実地修練の講義を担当しています。
褥瘡対策委員会
医師、看護師、薬剤師、栄養士、理学療法士を中心に、月一回の委員会と月二回の回診を行い、褥瘡ケアや予防に努めています。薬剤師は薬剤の選択などについて情報提供をしております。又、NSTや他職種と積極的に連携を図り、患者さんの褥瘡ケアと予防に貢献する取り組みを行っています。
実務実習
早期体験学習や、独自の実習書を用いることにより、 薬学部6年制実務実習モデルコアカリキュラムに対応した実習を行なっています。
専門・認定薬剤師及び施設基準認定等の取得状況
資格 | 有資格者数 |
日本医療薬学会 | |
認定薬剤師 | 1名 |
がん指導薬剤師 | 1名 |
日本病院薬剤師会 | |
感染制御認定薬剤師 | 3名 |
生涯研修履修認定薬剤師 | 6名 |
薬学認定薬剤師 | 5名 |
認定実務指導薬剤師 | 10名 |
日本薬剤師研修センター | |
認定実務実習指導薬剤師 | 8名 |
認定薬剤師 | 7名 |
日本緩和医療薬学会 | |
麻薬教育認定薬剤師 | 1名 |
日本医療情報学会 | |
医療情報技師 | 1名 |
日本アンチ・ドーピング機構 | |
認定スポーツファーマシスト | 2名 |
日本褥創学会認定師 | 1名 |
日本静脈栄養学会認定薬剤師 | 3名 |
日本化学療法学会抗菌化学療法認定薬剤師 | 2名 |
肝炎コーディネーター(県) | 1名 |
日本臨床腫瘍薬学会 | |
外来がん治療認定薬剤師 | 1名 |
一般社団法人薬学教育協議会 薬学生実務実習受入施設 |
一般社団法人日本医療薬学会 がん専門薬剤師認定制度 がん専門薬剤師研修施設 |
一般社団法人日本病院薬剤師会 がん薬物療法認定薬剤師研修施設 |