いわき市の福島労災病院のサイトです。

MENU

院長挨拶

渡辺院長福島労災病院は、昭和30年3月、内科・外科・整形外科の3診療科と病床数50床をもって、常磐炭鉱における労働災害の発生に対処するため開設されました。常磐炭鉱の廃坑に伴い病院の性格も徐々に変化し、いわき市の地域医療連携の中核病院として救急医療や在宅医療支援などの役割を担い、平成16年2月には「地域医療支援病院」の認定を受けました。地域の医療機関との連携を密にして地域完結型の医療を進め、当院の紹介率・逆紹介率は高率を維持しています。現在は18診療科、病床数406床の総合的な病院として、労災医療、職業性疾病の早期発見・予防、リハビリテーションのみでなく、社会の高齢化によって増加した癌や非感染性慢性疾患(NCD)の診療にも力を入れています。なかでも、内科と外科が連携して診断から治療まで一貫した診療をするため「消化器病センター」は、多くの患者さんに質の高い医療を提供して、平成15年には「地域がん診療連携拠点病院」の指定を受け、浜通り地区のがん医療の中心的な役割を担っています。がんの精査や手術のみでなく、腫瘍内科医による外来化学療法・緩和ケア・在宅医療などと連携を図って、患者さんを最期まで看取る医療を心がけています。さらに、平成21年12月には「緩和ケア病棟」を開設して内科・外科・心療内科(精神科)の医師とコメディカルの職員が協力して患者さんのケアに努めています。また、循環器内科では、医師とコメディカルの方々がチームワークの良さを発揮し、先進医療機器を用いた救急医療を充実させ、市民から信頼される循環器診療を担っています。呼吸器内科は、炭鉱における職業病である塵肺から現在の主要疾患である慢性閉塞性肺疾患(COPD)、肺がんや感染性疾患など幅広く診療を展開しています。また、暫く空白であった診療科の復活として、平成26年からは泌尿器科、平成27年度からは腎臓内科の常勤を迎えて、腎泌尿器専門診療を開始し、透析医療も復活しています。さらに、震災後県民健康調査の甲状腺二次検査を主目的に実施してきた福島医大の専門家による甲状腺・内分泌専門外来に加えて、本院の常勤医による内分泌代謝(糖尿病)内科の専門診療を開始します。平成22年度設立した「運動器疾患センター」は、整形外科医の減少に伴い手術や整形外科救急の減少は見込まれますが、働く人の健康管理(スポーツ障害など)、慢性疾患の治療・社会復帰や高齢者のリハビリテーション(骨粗しょう症など)支援などに力を入れる所存です。

 以上、本院は、高齢化社会を反映した諸疾患の治療のためのいわき市の地域医療連携の中核病院としての病を診るのでなく、病人を診る全人的医療、また、生活習慣病などの慢性疾患予防のための市民に対する啓発活動に全職員一丸となって「受ける人が主役の医療の実践」に努めてまいりますので、よろしくお願いいたします。

 最後に、私自身のことで恐縮ですが、福島県立医大の腎臓高血圧・糖尿病内分泌代謝内科学講座教授を18年間務め、平成27年定年退官後本院に赴任させて戴きました。私は高齢者の仲間に入りましたが、一切の常用薬もなく、至って健康な老人です。病院経営、地域医療体制構築のみならず、総合内科専門医、腎臓専門医、糖尿病専門医として臨床医としていわきで再出発する所存ですので、宜しくお願いします。

 

平成27年4月
福島労災病院
院 長  渡辺 毅
Go Page Top